PayPayほけん 熱中症お見舞い金を比較・評価

PayPay保険
オススメ度:
3
保険会社:
PayPayほけん(アイアル少短)
名称:
熱中症お見舞金(熱中症保険)
補償内容:
熱中症
補償期間:
1日~
保険料:
100円~
特徴:
熱中症診断による点滴治療や入院を保障

PayPay保険サービス株式会社は、2022年から熱中症保険「熱中症お見舞金」を募集・販売しています。この保険はPayPayアプリ内のPayPayほけんを通じて加入でき、保険料はPayPayで支払う必要があります。

また、PayPay保険サービスは代理店のため、実際の保障・保険金の支払い等はアイアル少額短期保険が担っています。それでは以下で保障内容・保険料・メリット・デメリット・評判等を解説し、他社の熱中症保険と比較していきます。

保障内容

この保険は熱中症のみが保障の対象で、それ以外の病気・ケガは保障の対象外です。熱中症で病院で点滴治療等をすると治療保険金が受け取れ、熱中症で日帰り入院を含む1日以上の入院をすると入院保険金が受け取れます。同一の熱中症で治療を複数回受けても、受け取れる保険金は1回限りです。つまり熱中症で点滴治療を受けて、翌日にも点滴治療をしても治療保険金が受け取れるのは1回分だけです。

治療保険金と入院保険金の金額は月額型と期間選択型で異なります。月額型は保険期間を1~7ヶ月から選択でき、保険金額は安心プラン・基本プラン・お手軽プランで異なります。安心プランは治療保険金が1万円、入院保険金が3万円なのに対して、基本プランは治療保険金が7000円に減額されます。お手軽プランだと治療保険金が5000円、入院保険金が1万円まで減額されます。

熱中症お見舞金の保障内容・保険料(出典:PayPay株式会社プレスリリース「PayPayほけん、2026年も「熱中症お見舞い金」の提供を開始」2026年4月22日)

期間選択型は保険期間を1~7日から選択でき、プランは選択できません。保険金額は治療保険金が1万円、入院保険金が3万円となっています。保険期間が7日でも保険料は期間選択型の方が安く、保障内容も手厚いため期間選択型の方が有利に見えますが、保険金が受け取れる回数が保険期間中に1回という欠点があります。期間選択型は7日間に熱中症に2回なっても保険金が受け取れるのは1回ですが、月額型なら2回まで保険金が受け取れます。

ちなみに保険始期日・保障開始時刻にも月額型と期間選択型で差があります。月額型は申し込み日の翌日の0時から保障が開始し、その日から1ヵ月後まで保障が継続します。それに対して期間選択型は午前9時までに申し込みが完了すれば、申し込み日の10時から保障が開始され当日加入が可能となっています。

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保険料を他社と比較

PayPayほけんの熱中症お見舞金の保険料は、期間選択型だと1日あたり100円です。2日目以降は保険料が10円ずつ上昇します。月額型の保険料はお手軽プランは200円、基本プランは220円、安心プランは240円です。月額型に限っては前年度に加入した人はリピート割引が適用され、月額保険料が10円割引になります。

熱中症お見舞金の保障内容・保険料(出典:PayPay株式会社プレスリリース「PayPayほけん、2026年も「熱中症お見舞い金」の提供を開始」2026年4月22日)

次に保険料は他社より安いのか高いのか、下図で他社の熱中症保険と一覧表で比較しました。保険期間は1日・3日・7日・1ヶ月の場合の金額を記載し、プランが選べる場合には基本的に最も安いプランの保険料で比較しました。

熱中症保険の保険料の比較一覧表(楽天少短・PayPayほけん・ドコモ・PayPay保険・ドコモ・Tokio Marine X少短・第一スマート少短・ニッセイプラス少短・富士少短・スポーツ安全協会・損保ジャパン)※各社の公式HPを元に当社が独自に作成

この保険の保険料を他社と比較しましたが、差額は数十円だけで大きな差はありません。数十円でも節約したい人は、期間選択型ならドコモや第一スマート少短、月額型なら富士少短やスポーツ安全協会の保険の方が保険料は安くできます。とはいえ、保険料は横並びに近く保険料面では保険選びの決定打にはならないでしょう。この保険に保険料以外にメリットがあるのか続けて記述していきます。

メリット

この保険のメリットは、まずは申し込み方法が簡単である点が挙げられます。PayPayアプリ内にあるPayPayほけんのアイコンをタップするか、熱中症保険のバナーをタップして、保険期間等を入力すれば最短1分で加入できます。PayPayを1度でも使っており本人確認が完了していれば、個人情報を入力する手間もありません。既述した通り、期間選択型なら9時までの申し込みで10時に保障開始される当日加入も可能です。

熱中症お見舞金の申し込みフロー(出典:PayPay株式会社プレスリリース「PayPayほけん、2026年も「熱中症お見舞い金」の提供を開始」2026年4月22日)

実際に熱中症で治療・入院した後の保険金請求についても書類等の郵送は不要です。PayPayアプリから病院で受け取った領収書と診療明細書の画像をアップロードすれば手続きが完了します。保険金は自分が指定した金融機関の口座に振り込まれてます。

さらに保険料に対して1%分のPayPayポイントが付くのもメリットです。前述の保険料比較で保険料が同額の他社の保険よりポイントがある分だけ得です。ポイントについては楽天少短の熱中症保険(最大2.5%分の楽天ポイント)に劣りますが、PayPayほけんにはポイントに加えて10円のリピート割引があります。リピート割引を加味すればPayPayの方が安いです。

ちなみに保障内容・保険金額は楽天少短・ドコモ等と非常に似通っていますが、PayPayほけんの入院保険金の条件に日帰り入院が含まれている点で異なります。熱中症で緊急搬送され入院となったものの当日中に回復して帰宅した場合、他社では入院保険金が受け取れませんが、この保険なら入院保険金が受け取れます。

デメリット・弱点・落とし穴

この保険のデメリットは、まずはドコモやTokio Marine X少短より熱中症の保障が薄いという点が挙げられます。これらの保険はPayPayほけんと月額保険料は同じですが、保障内容に救急搬送見舞金が含まれています。熱中症の治療・入院時に加えて、熱中症で救急搬送されると5000円~2万円の救急搬送見舞金が受け取れます。

さらにニッセイプラス少短なら熱中症だけではなく、インフルエンザも保障の対象となっています。インフルエンザで抗インフルエンザ薬で投薬治療を受けたり入院すると保険金が受け取れます。熱中症保険は夏になると毎年加入する必要があり、加入するのを忘れる可能性もあります。インフルエンザとセットなら通年で加入しても損はなく、加入忘れも再加入の手間もありません。

ニッセイプラス少短の熱中症インフルエンザ保険の保障内容(出典:ニッセイプラス少短公式HP「熱中症保険」)

また、保障面では期間選択型は治療保険金・入院保険金が受け取れるのは、保険期間内で1回限りという点にも注意が必要です。保険期間を1日にしても7日にしても保険金が受け取れるのは1回限りのため、1週間のうちに熱中症に2回なっても保険金が受け取れるのは1回限りです。これを回避するには短く1~2日程度の保険期間で再加入する必要があります。

ちなみにPayPayほけんは代理店であって、実際の保障はアイアル少額短期保険が担っています。アイアル少短は少額短期保険業者のため、保険会社と異なり契約者保護機構に加入していません。そのため経営破綻すると供託金を契約者等で分配するだけで、保険金が受け取れない可能性もあります。そのため経営破綻の不安が無いか注視する必要があります。

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評判・苦情・口コミ

PayPay保険サービスの決算資料によると、PayPayほけん全体の保険の累計加入件数は2023年末には500万件でしたが、2025年7月に1000万件を突破しました。その中で熱中症保険「熱中症お見舞い金」は、2025年に累計加入件数が40万件を超えました。単年で見ても2024年の加入件数が13.2万件で、2025年の加入件数が15万件と増加しているため、申込数・契約数等からすると評判良いと考えられます。

熱中症保険「熱中症お見舞い金」の累計加入件数(出典:PayPay株式会社プレスリリース「PayPayほけん、2026年も「熱中症お見舞い金」の提供を開始」2026年4月22日)

また、熱中症保険の引受保険会社であるアイアル少短の2025年の決算資料を見ると、熱中症保険を含む医療保険の正味収入保険料(保険会社でいう売上のような数字)は2.0億円で、前年度の1.2億円から70%近い増加をしていました。こちらの数字を見ても熱中症保険の人気が高まっているのが確認できます。

ただし、アイアル少短については経常収益は伸びているものの、経常利益・純利益は2022年度からマイナスが続いており厳しい状況です。赤字幅は前年度の2億円から1.6億円に縮小していますが、やはり経営破綻の不安がないか注視する必要があります。

そのような状況の中で、保険会社の健全性(保険金の支払能力)を示すソルベンシー・マージン比率は8164%と十分過ぎる水準で、前年度の5822%からも上昇しています。これは発行株式数の増加、親会社である住友生命の増資があった可能性があります。住友生命のバックアップがある限りは相当の安心感があります。

アイアル少短の業績(出典:アイアル少短ディスクロージャー誌「2025年の現状」)

その他に、保険市場・価格.com等の保険比較サイトで申し込み数・資料請求ランキングを確認したいところですが、熱中症保険は申し込み件数が少ないためかランキングが存在しません。オリコンの顧客満足度ランキングでも、同様に熱中症保険のランキングはありません。

以上のデータから考えると、PayPayほけんの熱中症保険の評判は良さそうです。ただ、あくまで加入件数のみでの判断で、顧客対応等の評判が良いとは限りません。とはいえアプリ内で加入手続きも保険金請求も完結するため、さほど顧客対応等の評判は気にしなくても良いかもしれません。

総合評価・おすすめか?

結論としては、PayPayほけんの熱中症保険は悪くない保険です。デメリットもあるにはありますが、決して決定的なものではありません。評判面でも加入件数が好調なため過度な心配は不要で、子供や高齢者の熱中症が気になる人は十分に役に立つ保険といえます。

その一方で他社の熱中症も検討したい人は、ドコモの熱中症保険を検討すると良いでしょう。熱中症だけではなくインフルエンザにも備えたい人は、ニッセイプラス少短の熱中症インフルエンザ保険も候補になります。